【実は勘違い？】派遣の自動車整備士という働き方│年収や仕組み、メリットやデメリットをプロが徹底解説

こんにちは！キャリアアドバイザーのWATANABEです。

突然ですが、自動車整備士として働いているあなた、正直今の年収や職場環境に満足していますか？

「自分は一生懸命やっているのに、あまり働いていない年上の整備士の方が給料が高い」「年収がなかなか上がらない」と悩んでいませんか？

キャリアアドバイザーとして若い整備士さんとお話ししていると、人一倍働いているのに、若いという理由だけで給与が低く設定されているという方が大変多いです。

そんな方にご紹介したいのが、派遣の自動車整備士という働き方です。

「派遣って不安定そう」「正社員の方が給料高いんじゃないの？」と思われるかもしれません。

でも実は、派遣の自動車整備士には大きなメリットがたくさんあり、合う人にはとても合う働き方なんです。

今回は、派遣の自動車整備士という働き方の特徴やメリットとデメリット、さらに実際に派遣で収入アップを実現した方の実例を交えながらご紹介します。

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派遣という働き方とは？

派遣社員の仕組み

派遣社員とは、派遣会社に登録し、派遣先の企業で働くスタイルです。

派遣会社が間に入り、職場の選定や契約条件の調整を代行することで、希望の条件で働きやすいことが特徴です。

即戦力としての雇用が多く、派遣先の企業からすると短期間の戦力を手に入れることができるため、一定のニーズがあるのです。

また、給与や福利厚生は派遣会社が支払います。

派遣社員の法律

派遣社員は「労働者派遣法」によって保護されています。

派遣先での不当な扱いや待遇差別が法律で禁止されており、派遣会社は派遣社員のキャリアアップ支援を義務付けられています。

また、同じ派遣先で3年以上働くことができないよう派遣法で定められています。

なお、派遣先で働いている間に企業側から正社員登用を打診された場合、正社員として働き続けることも可能です。

そして、労働者派遣法の2020年の改正で同一労働同一賃金（同じ労働に対しては同じ待遇であるべき）となり、有給休暇や社会保険といった法定福利以外にも、各種給与手当をはじめとした法定外福利が認められるようになりました。

働き方の特徴

派遣社員として働く際、労働条件については事前に派遣会社と雇用会社で合意を交わします。

残業の有無やどんな業務をするかを選ぶことができ、安心して勤務することができます。

また、派遣社員として働いている間は転勤が無いことも特徴の一つです。

正社員や契約社員との違い

正社員や契約社員は企業と直接雇用契約を結びますが、派遣社員は派遣会社との雇用契約です。

そのため、勤務先は変わる可能性がありますが、逆に言えば多様な職場で経験を積むことができます。

また、派遣の方が自由度が高く、勤務地や働き方を選べるのも魅力です。

派遣の整備士として働くメリットとデメリット

メリット

派遣の自動車整備士として働く場合、現場では即戦力として「スキル」がとても評価されます。

そのため、以下のようなメリットがあります。

年収アップが現実的に目指せる

派遣の自動車整備士は、即戦力としてスキルを評価されやすく、その分高い給料が設定されることが多いです。

正社員として雇用される場合はその後の昇給や成長を考慮しての給与設定であることが多いですが、派遣社員であれば期間が決まっているためスキルに見合った給料が支払われます。

派遣の自動車整備士はスキルを持っていることが前提としてある分、高い給料が支払われるのです。

人間関係のストレスが少ない

派遣は職場ごとに契約期間があるため、特定の人間関係に縛られることがありません。

最大でも3年という期間が設定されており、正社員として残り続けなければ人間関係はそこでリセットされます。

煩わしい人間関係に悩まされることなく、仕事に集中することができます。

多様な車種や環境で経験を積める

派遣の整備士として働いていると、数年おきに職場が変わるため、様々な職場で働くこととなります。

そのため、軽自動車から輸入車、高級車まで幅広い車種を整備する機会があります。

スバル車を3年整備した後にホンダ車を3年整備、その後ポルシェを3年整備など、転職しないと得られないような多様な経験を、派遣の自動車整備士なら実現できます。

複数の職場環境を体験できる

派遣社員はさまざまな職場環境で働くため、それぞれの職場環境の特徴を知ることができ、そこから自分の強みや弱みを知ることができます。

同じ職場で働き続けると、その職場の考え方が自分の考え方になってしまう可能性も。

様々な職場の考え方を経験することで、自動車整備士としてのスキルだけでなく、対応力や柔軟性も養われ、自身の市場価値に繋がるのです。

デメリット

職場での人間関係が希薄になりがち

長期間同じ職場にいるわけではないため、深い人間関係を築きにくいことがあります。

企業にもよりますが、社員旅行に誘われなかったり、飲み会に誘われにくかったりなどがあります。

工場長やマネージャーを経験できない

派遣の自動車整備士として働いている期間中は、工場長やマネージャーを経験することができません。（※正社員登用後は経験可能です。）

最大でも3年という期間が決まっており、また雇用契約も派遣会社と結んでいるためです。

そのため、若いうちから工場長やマネージャーを経験している人が少し羨ましく見えてしまうことがあります。

派遣整備士がオススメな人と向かない人

派遣整備士がオススメな人

整備スキルを活かしてしっかり稼ぎたい人

派遣の自動車整備士として働くときは、年齢はあまり考慮されません。

どれだけ整備スキルを持っているかが評価され、その分の給料が出るため、しっかりと稼ぐことができます。

自分の理想の働き方を実現したい人

派遣社員として働く場合、残業の有無やどんな働き方をするかなどの労働条件は、事前に派遣会社と派遣先の間で合意が交わされます。

そのため、残業を望んでいない方がいきなり残業を強要されることはないため、安心して働くことができます。

幅広い車種に触れてスキルアップしたい人

最大3年で就業場所が変わるため、多くの車種の整備を行うことができます。

転職を繰り返さないとできない経験が、派遣の自動車整備士であれば叶えることができます。

様々な車種の整備経験を経て、得た知識や経験は、正社員登用された後に役立つだけでなく、自身の市場価値をとても高めることにもつながります。

職場での深い人間関係が苦手な人

派遣社員は正社員登用されない限り、同じ会社で3年以上働くことはありません。

そのため、職場の方と深い人間関係を築くことが苦手な方や、仕事とプライベートはしっかりと分けて働きたいという方にはオススメの働き方になります。

派遣整備士が向かない人

社員同士の仲をしっかり深めたい人

派遣社員の場合は正社員登用されない限り、3年以内で別の企業で働くことになります。

そのため、長期間同じ職場で働き、人間関係を築いていくことを重視する方には、派遣社員より正社員の方が向いていると言えます。

若い時からリーダーやチーフを任されたい人

派遣の自動車整備士は、その整備スキルを現場で活かすことが求められるため、マネジメントスキルが求められる工場長やリーダーといった職を派遣期間中に経験することはできません。

こういった責任のある立場を若いうちから経験したい方には、あまり向かないと言えます。

無資格未経験からスタートしたい人

派遣は即戦力を求められる場面が多いです。

無資格未経験から現場の実務経験を積む場合は、正社員として働くか、”紹介予定派遣”（正社員登用を前提とした派遣雇用）としての就労がおすすめです。

ただしその場合は、先述したような高い年収をすぐに実現することは難しいため、注意が必要です。

>無資格未経験から整備士になりたいかたは、こちらをチェック！

派遣に関するよくある質問

どんなキャリアプランがありますか？

派遣の整備士として、スキルアップを考えつつしっかり稼ぎたい方は、下のようなキャリアプランがオススメです。

例えば、2級の整備士で20代であれば年収450万円～500万円ほどとなります。

20代は年収500万円の自動車整備士として、様々な経験を積みながらスキルを磨き続け、30代中頃（正社員でも年収500万円が狙える頃）に正社員登用されるというキャリアプランです。

このキャリアは生涯年収が大きく跳ね上がり、若いうちから使えるお金が増えるのも特徴です。

また、20代のうちに様々な企業を経験して得た知識をもとに、正社員登用後にマネジメントを任されることも少なくありません。

20代はとにかく経験を積み、プレイヤーとして輝いて稼ぎたいという方にとって、ぴったりなキャリアプランとなります。

派遣の整備士で本当に高い年収が目指せますか？

目指せます。

派遣社員は給料が低いというイメージが浸透しているため、このような年収への不安はよく聞きます。

しかし、派遣社員の中でもエンジニア関係の場合（システムエンジニアや自動車整備士など）、即戦力での登用となるため高給が設定されていることが多いのです。

派遣から正社員に戻ることはできますか？

可能です。

派遣先での実績が評価されれば、正社員として直接雇用されるケースも珍しくありません。

また、「紹介予定派遣」を活用することで、最初から正社員を目指すこともできます。

将来、正社員になりにくいことはありますか？

自動車整備士においては、その心配は不要です。

派遣の自動車整備士として培った技術や経験は、むしろ転職市場で高く評価され、正社員として再雇用されるケースが多くあります。

派遣先の企業はどのように決めますか？

派遣会社にもよりますが、当社の場合は以下のように進みます。

1.希望条件をヒアリング

ご登録から最短1分（希望日時で設定可能）でご希望条件のヒアリングをさせていただきます。

働くときの条件や、「こんな職場がいい！」をぜひお聞かせください。

2.希望条件に合う企業をご紹介

お伺いしたご希望を満たせる企業を、当社からご提案。

もちろん、ご提案した企業を断ることも可能です。

3.実際に職場に行き、条件に合いそうか、どんな業務を行うかを決定

ご希望を満たせそうな企業を見つけたら、実際の職場に行き、その職場の見学を行います。

その際に、企業の担当者とお話をして、業務内容の範囲や希望の条件などを伝えます。

4.雇用条件のすり合わせ

「ここで働く！」となったら、雇用条件のすり合わせを行います。

給料はいくらなのか、残業の希望の有無など、最終的なすり合わせを行います。

5.勤務開始

実際に勤務スタートです！

登録から勤務開始まで、最短1週間から1ヶ月ほどが目安です。

※現在の職場の引継ぎ等で時間が必要な場合は、柔軟にご対応いたします。

実例紹介：派遣で収入アップを実現した整備士たち

O.Aさん（26歳 経験3年 年収520万円 神奈川）

私は正社員時代の年収が350万円程度で、若さ故に昇給幅も小さいことに不満を感じていました。

また、正直あまり働いていない先輩社員の方がはるかに多くの給料をもらっていることにも違和感を覚えていました。

そこから派遣社員に転向したことで、高時給の現場で働き始め、初年度で年収520万円くらいに。

整備学校時代の同期と集まった時は、よく羨ましがってもらえます（笑）。

Y.Aさん（23歳 経験2年 年収450万円 福岡）

正社員時代、職場の雰囲気や先輩からの圧でサービス残業の毎日でした。

その時、派遣社員として働く友人の話を聞き、派遣社員への転向を決意。

今ではワークライフバランスの整った毎日を過ごし、学生時代の趣味だったダーツにも力を入れることができています。

株式会社アプティの派遣の強み

当社は、もともとドライブレコーダーやLED非常信号灯を販売していた企業であり、自動車業界内で非常に強力なネットワークを持っています。

そのため、多くの高収入・高待遇の派遣の案件を抱えており、あなたの希望に合った企業と出会える可能性が高いのが特徴です。

さらに、派遣だけでなく、転職エージェントサービスや副業サービスなども展開しており、派遣だけでなくその他の選択肢も含めて最適なキャリアプランをご提案します。

無理に派遣をお勧めすることはなく、あなたの希望や目標に最適な方法を一緒に考える総合力が当社の強みです。

また、当社の派遣では、給料は月給払いとなっています。

そのため時給払いとは異なり、勤務先で長期休暇などのお休みがあったとしても、高給を維持できます。

自動車業界に特化した当社だからこそ、自動車整備士ならではの要望や悩みを解決することができるのです。

転職は当たり前となった現代でも、転職の回数が多すぎると、転職の際に不利になってしまいます。

しかし、多くの会社を経験した人材を求めていることもまた事実です。

これを叶えることができるのが、派遣の自動車整備士経験者です。

しっかりと稼ぎながらも多くの企業で経験を積み、自動車整備士としてのキャリアを特別なものにしていきませんか？

ぜひ私たちと一緒に、自動車整備のプロとして、輝いていきましょう！

ご相談、お待ちしております。

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