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2025.05.19更新

【経験者のQ&Aあり】ディーラー整備士は辛いって本当?年収ややりがいを徹底解説!

ディーラーの整備士は、比較的高い年収を確保しつつ、特定のメーカー車を中心に行う整備職です。

そんなディーラー整備士ですが、実際に目指すとなると気になるのは「年収」や「仕事の内容」、さらには「やりがいや辛さ」などです。

この記事では、ディーラー整備士の年収、仕事の特徴、経験者のリアルな声を交えながら、ディーラー整備士という職業について詳しく解説します。

 

この記事を監修及びインタビューご協力いただいたのは・・・

元ディーラー整備士のいっちーさん!

自動車整備士_いっちーさん

ディーラー整備士ってどんな仕事?

ディーラー整備士は、自動車メーカーの車両の点検や修理を行う専門職で、ディーラーが提供する車両に特化した整備を行います。

そんなディーラー整備士の役割は、車両の安全性を確保し、顧客が安心して車を運転できるようにすることです。

自動車業界において高い技術力が求められ、メーカー指定の部品や設備を使用することも少なくありません。

そのため最新の技術や車両情報を取り入れた整備が行われ、常に技術を磨き続けることが求められます。

ディーラーとは?

ディーラーとは、特定の自動車メーカーと特約店契約を結んだ企業、販売店のことを指します。

新車や中古車の販売だけでなく、アフターサービスとして自動車の定期点検や修理なども行っています。

ただ自動車を購入してもらうだけでなく、その後のお客様のカーライフを支える使命も持っているのです。

ディーラー_内装

仕事の内容は?接客はある?

ディーラー整備士の主な業務は、車両の点検整備修理です。

接客業務の有無については企業によって分かれていますが、ある程度取り扱いメーカーからの予測は可能です。

例えば、BMWのディーラーでは本国ドイツのやり方に習って、整備士に接客業務を担当させずに整備に集中できる環境づくりが多く行われています。

一方、ホンダなどのディーラーでは、サービススタッフとして整備士が整備内容をお客様に説明する接客業務も担うことが多いです。

接客業務があると、お客様とのお話しの中で直接感謝のお言葉をもらえることが多く、やりがいにつながるという声も大変多いです。

接客業務の有無については整備士として働く際に重要視すべきポイントとなっています。

就職後に「聞いていた話と違った」とならないためにも、事前に接客業務の有無を確認することが大切です。

ディーラー整備士の待遇面はどうなっている?

ディーラー整備士の待遇は、安定した収入や充実した福利厚生から比較的良いと言われています。

ここではディーラー整備士の給与や福利厚生、作業環境について、その実態を詳しく解説します。

ディーラー_年収

年収ははどれくらい?

ディーラー整備士の年収は、2024年度の調査によると約509万円に達しており、前年から約20万円増加しました。(令和7年自動車整備白書 日本自動車整備振興会連合会より)

この509万円という額は自動車整備士の平均年収としては過去最高額であり、初めて500万円を超えた形となります。

その理由としては、基本給の高さの他に各種自動車整備士資格の資格手当の充実さが挙げられます。

またトヨタのトヨタサービス技術検定やBMWのマイスター制度など、メーカー独自の検定、資格を取得することで給料アップが狙えることも、平均年収の高さの要因の一つです。

休日や勤務時間は?

ディーラー整備士の年間休日数は多い傾向にありますが、平日休みが主となることが特徴です。

お客様が多く来店するのは土日であるため、ディーラー整備士は月曜日から木曜日にかけて2日間の休日を取ることが一般的となっています。

もし土日にも休みたい場合は、土日休みで探すよりも”土日にも休めるシフト制”の企業を探す方が良いでしょう。

ディーラー_整備士写真

福利厚生は充実している?

ディーラー整備士は、充実した福利厚生のもと働けることが多くなっています。

多くのディーラーは安定した経営のもと、社会保険や退職金制度はもちろん、社員割引や健康診断、社員旅行などの特典があります。

さらに、車両購入の割引制度や整備費用の優遇措置が設けられている場合もあり、車好きには嬉しい制度です。

安定した経営基盤を持つディーラーで働くことで、将来的にも安心して生活できる福利厚生のもとスキルアップすることが可能です。

整備環境はどう?

ディーラーでの整備は、最新設備が整っている整備工場で行うことができる場合が多いです。

車両の整備に必要な高度な技術や設備が提供されるため、整備士は最新の機器を使用して作業を行うことができます。

作業環境が整っていることで、効率よく高品質な整備を実現でき、長時間作業でも快適に仕事を進めやすくなっています。

また、近年ではトヨタをはじめ空調に力を入れているディーラーも多く、夏は涼しく冬は暖かいという環境で整備も増えてきています。

ディーラー_レンチ

ディーラー整備士になるには?

それでは、そんなディーラー整備士になるためにはどうすれば良いのでしょうか。

整備士資格が必要

まず、ディーラー整備士として働くためには、整備士2級以上の資格が必須となることが多いです。

この資格は、自動車整備士としての技術を証明するもので、ディーラー整備士の給与にも大きく関わってきます。

ディーラーでは、整備の経験、整備士資格を持っていないと応募条件を満たさないという企業も大変多いのです。

しかし、近年は自動車整備士不足もあり未経験採用を始めているディーラーも増えてきています。

キャリア採用として、資格を持っていない整備未経験の方であってもやる気があれば採用し、長期的に人材育成するためです。

もちろんまだまだ整備士資格を応募条件として求める企業が多いこともまた事実です。

特定メーカーの知識も有利

ディーラー整備士として特定のディーラーで働く場合、そのメーカーに関する専門知識が求められることがあります。

例えば、特定の車種や車両のメカニズムを理解していると、面接時に強みとしてアピールできます。

特定メーカーの車両を専門的に扱うことが多いため、そのメーカーの技術や製品に関する知識や情熱が、採用に有利になることもあります。

ディーラー整備士のリアルな声!経験者のQ&A

ディーラー整備士_いっちーさん
インタビュー回答:元国産車ディーラー整備士 いっちーさん

ディーラー整備士として働いて辛かったことは?

やっぱり一番は、お客様の期待に応えられなかったと感じる時です。ディーラーということで「安心・信頼」を求められることが多く、車の不具合やトラブルを早く正確に直さなければいけません。でも、技術的に難しい問題や部品の取り寄せが必要な場合、どうしても時間がかかってしまうことがあります。そんな時にお客様から不満や怒りの声を直接いただくと、精神的にかなり堪えますね。整備のプロとして「早く直す」「ちゃんと直す」責任を感じているので、プレッシャーが大きい仕事だと思います。もちろん、それを乗り越えて無事に納車できた時の達成感や感謝の言葉があるから続けられるのですが。

あと、最初はお客様への説明に苦戦しました。専門用語も多いですし、技術的なことを分かりやすく伝えるのって意外と大変なんです。特に車のトラブル内容が複雑な場合や、お客様があまり車に詳しくない時は、どう説明したら理解してもらいやすいか悩みました。

でも、経験を積むうちに「簡単な言葉で例え話を使う」「お客様の疑問や不安に寄り添う」ことが大事だとわかってきました。丁寧に説明して、お客様が納得して安心できると、こちらも嬉しくなりますし信頼関係ができていくのがやりがいですね。

元整備士_いっちーさん

ディーラー整備士として働いて良かったことは?

ディーラーで働いていて良かったことは、まず設備が非常に整っていることです。最新の診断機器や専用工具が揃っているので、効率よく正確な整備ができ、自分の技術を高める環境が整っているのは大きなメリットと言えますね。

それから、メーカーの看板を背負っていることで、お客様からの信頼を得やすく、責任感も強く持つことができます。そのため接客やビジネスマナーの教育も受けられ、整備技術だけでなく社会人としてのスキルも同時に磨けるのが良いですね。

元整備士_いっちーさん

これからディーラー整備士を目指す人にアドバイス

まず、一番大切なのは「学ぶ姿勢」を持ち続けることだと思います。車の技術は日々進化しているので、最新の知識や技術を積極的に吸収し続けることが求められます。ディーラーでは最新の設備や研修制度が整っているので、それを活かして成長してほしいです。

次に、お客様とのコミュニケーションも大事にしてください。整備の技術だけでなく、分かりやすく丁寧に説明する力や、信頼関係を築く姿勢がディーラー整備士には求められます。これはディーラーでの整備業務だけにとどまらず、今後色々な所で長く働く上で非常に役立つスキルです。

また、体力も必要なので、健康管理には気をつけてください。立ち仕事が多く、集中力も求められるので、普段から体調を整えておくことが大切です。

最後に、チームワークを大切にしましょう。整備は一人で完結することが少なく、仲間との協力が仕事の質を左右します。お互いに助け合いながら、良い関係を築いていってください。

ディーラー整備士は大変なこともありますが、その分やりがいも大きい仕事です。ぜひ頑張ってください!

元整備士_いっちーさん

ディーラー整備士を目指すときは

ディーラーの整備士は、自分の好きなメーカーを基本的に毎日触ることができ、特定のメーカーが好きな方にはたまらない環境でしょう。

また、待遇面や休日数が多い傾向にあることもまた事実です。

しかし、転職を考える時は、給与や待遇だけでなく、”職場の環境”や”雰囲気”も大切になってきます。

どんなに給与が良くても「職場の人と合わなかった」「あまり馴染めなかった」とすぐに転職を繰り返してしまう、もしくは居心地の悪い環境で働き続けることは避けたいですよね。

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