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2026.05.29更新

【現場のプロのQ&A付】働きながら整備士資格を取得する方法やメリット、デメリットを解説

「自動車の整備の仕事はしたいけど、収入も低そうだし資格もないからいいや」  

ーそう思っていませんか?

ちょっと待ってください!

実は今、社会全体で整備士の”手に職”の仕事への注目が集まっているんです!
日本自動車整備振興会連合会の調査によると、今年の整備士の平均年収は 442万円で、前年度より 17万円増加 しています。

でも、今から整備士資格を働きながら取得なんてできるの?

結論、働きながら資格を取得することは可能です!

整備士資格は、「専門学校に通わないと取得できない」と思っている方も多かったのではないでしょうか?
近年の制度改正も相まって、整備士資格は働きながら取得する方がメリットが多いんです! 

※条件次第では、最短3か月で受験資格の取得ができることも!

具体的な流れや仕組みについて、分かりやすくご紹介していきます。

 

整備士資格について

整備士資格を働きながら取得する方法

まずは、未経験・無資格でも応募可能な整備士求人に応募します。
なお、整備士試験の受験資格に必要な実務経験として認められるのは、「認証工場」「指定工場」で働いた場合のみとなるため、転職時はホームページで確認するようにしましょう。

入社後、まずは整備士としてのスタートラインの「3級自動車整備士」取得を目指し、タイヤ交換やエンジンオイル交換、点検補助など、整備の基礎作業からスタートします。
資格取得には6か月以上の実務経験を積み、その後「学科試験」「実技試験」に合格する必要があります。


※工業系の高校・大学の特定の科を卒業した場合は、3か月分の実務経験が免除される。(機械工学科,精密機械学科,建設機械科,農業機械科,機械電気科,航空学科,航空機原動機科,造船学科,電気科,電子科)
出典:国土交通省

そして、3級整備士資格の合格率は、

学科試験:約70%
実技試験:約60%

となっており、国家資格ではありますが、しっかり勉強すれば十分合格を目指せる資格です。

 

また、働きながら資格取得を目指す方の多くは、約4か月間の「自動車整備技術講習」を受講し、実技試験免除の制度を利用しています。
仕事終わりや休日に講習へ通う必要はありますが、実技試験が免除されるのは、働きながら資格取得を目指す方にとって大きなメリットですね。

※3級整備士について詳しいコラムはこちら↓↓

【整備士志望の方は必見!】自動車整備士資格の詳細と取り方、やりがいや将来性を大解説!

 

キャリアアップとしての2級整備士資格について

2級自動車整備士になるには、3級整備士資格取得後、2年以上の実務経験が必要です。
その後、「学科試験」「実技試験」に合格すると、2級自動車整備士資格を取得できます。

※2級整備士について詳しいコラムはこちら↓↓

自動車整備士2級の仕事内容と平均年収は?取得方法や学科試験の合格率まで分かりやすく徹底解説!

整備風景

働きながら整備士資格取得のメリット・デメリット

メリット

・資格の取得費用が支援される
整備専門学校に2年間通う場合、学費・工具代・教材費・生活費まで含めると数百万円規模になります。
しかし、企業が資格の取得費用を支援する制度を利用すると、お給料としてお金をもらいながら自己負担ゼロで資格取得ができます。

・実務経験が同時に積める
整備士資格は「実務」と相性が非常に強い資格です。
実際に現場で、工具の使い方・故障診断・接客・車検流れ・部品知識を実践しながら学べるため、知識が定着しやすいです。

・3級自動車整備士の受験資格取得までの期間が短い
整備専門学校:最短2年
実務経験ルート:最短3か月

 

デメリット

・勉強時間の確保がきつい
整備士は体力仕事でもあるため、仕事終わりの勉強や休日講習を続けるのは想像以上に大変です。

・教育体制に差が大きい
企業によって教育方針がかなり違い、「見て覚える」文化が強い職場もあるため、未経験者は環境によって成長しやすさに差が出やすいです。

カーワク

整備士業界の転職専門家の目線

 

企業担当コンサルタントが語る...
 

なぜ今、企業は未経験人材を求めているのか

Q.未経験・無資格人材の需要はありますか?

A.現在、整備業界では未経験・無資格の人材需要がかなり高まっています。というのも、業界全体で人材不足がかなり深刻化しているんです。

特に大きいのが高齢化ですね、今現場で活躍しているベテラン整備士の方々も、当然ずっと働き続けられるわけではありません。企業としては、10年後・20年後を考えた時に、「次の世代をどう育てていくか」という課題がかなり大きくなっています。

さらに、日本全体で人口減少が進んでいる影響で、若者そのものが減っています。それに伴って、整備士を目指す若い方もかなり少なくなっています。実際、20年前は年間約12,000人が整備士専門学校へ入学していましたが、現在は約6,000人程度まで減っています。

そういった背景もあって、企業側も今までみたいに「資格を持っている人だけを採用する」というやり方では、もう人材確保が難しくなっています。

Q.企業側はどんな人を求めていますか?

A.企業側も「若ければ誰でもいい」というわけではありません。やはり「長く続けてくれるか」「本当に整備士を目指したいと思っているか」という部分をよく見ています。

資格取得に向けて、働きながら勉強を続けられるだけの「やる気があるか」「元気があるか」は重視されています。
逆に言うと、未経験・無資格でも、「頑張りたい」「整備士になりたい」という気持ちが強い方は、今かなり求められている状況ですね。

Q. 企業側はどんな育成支援を行っていますか?

A.最近は、未経験・無資格の方を“育成前提”で採用する企業がかなり増えています。
企業によっては、整備士資格の試験費用や整備技術講習の費用、工具購入費まで会社が負担しているケースもあります。それくらい、企業側も「若い人に入ってきてほしい」という思いが強いんです。
以前は「資格がないと難しい」というイメージもありましたが、最近は「これから育てていこう」という考え方へ変わってきていますね。

Q.今後、整備業界はどうなっていきますか?

A.今後も整備士不足は続くと言われていますので、未経験・無資格人材を育成していく流れは、さらに強くなっていくと思います。
実際、整備士の有効求人倍率は5倍を超えており、1人の求職者に対して5件以上の求人が集まる状況となっています。さらに、整備士の平均年齢も47歳まで上昇しているため、若手人材を確保したい企業は今後も多くなってくるでしょう。
「手に職を付けたい」「将来的にも安定して働ける仕事に就きたい」と考えている方にとっては、今はかなりチャンスがある状況だと思いますね。

Q.実際、整備士を目指す人は増えていますか?

A.実際、未経験・無資格の方からの応募は以前より増えていますね。背景として大きいのは、最近のAI化の流れだと思います。事務職やデスクワーク系の仕事では、「将来的にAIに置き換わるのでは」と不安を感じる方も増えています。 その中で、実際に手を動かして技術を身につける“ブルーカラー職”への注目が高まってきています。特に整備士のような国家資格がある仕事は、「"手に職"を付けたい」「将来的にも安定して働ける仕事に就きたい」と考える方から関心を持たれるケースが増えていますね。 
 

整備風景2

転職担当コンサルタントが語る...
 

働きながら整備士資格を目指すリアル

Q.働きながら資格を取る際に一番大変なことは?

A.最初に大変だと感じるのは、やはり働きながら資格取得を目指す部分ですね。
実際、日中は整備士として現場で働きながら、平日の夜間や日曜日に3級自動車整備士講座へ通う方も多いです。ただ、整備士はかなり体力を使う仕事なので、仕事終わりには身体的にかなり疲れている状態なんですよね。
その状態で、さらに夜に講座へ通い、休日も勉強時間に使う生活が約4か月続くので、「想像していたよりきつかった」と感じる方は多いです。
ただ、その期間を乗り越えて資格取得につながった時に、「本当に手に職が付いた」と実感される方も多いです。

Q.無資格・未経験で転職する際の注意点は?

A.転職する際に注意していただきたいのは、「資格取得支援あり」という言葉だけで判断しないことですね。 

実際には企業によって制度内容がかなり違っていて、入社してすぐ支援を受けられる会社もあれば、数年後に補助が出るケースや、講習参加が順番制になっているケースもあります。

ただ、こういった部分は求人票だけでは分からないことも多いため、普段から企業とやり取りをしているエージェントサービスを活用することで、「未経験者を本当に育てている会社なのか」「若手が定着しているのか」といったリアルな情報も確認しながら転職活動を進めることができます。

Q.自分に合う企業を見つけるには?

A.未経験・無資格の方が自分に合う企業を見つけるためには、まず自分のこれまでの経験を整理してみることが大切だと思います。
実際、未経験の方だと、「自分には強みがない」と感じている方も多いんですが、これまでの経歴を振り返ってみると、整備業界で評価される経験を持っているケースは結構あります。

例えば、接客経験や体力仕事の経験、長く仕事を続けてきた経験なども、整備業界では評価されることがあります。ただ、自分では当たり前だと思っているので、なかなか気付けないんですよね。
実際、整備士求人に詳しいコンサルタントと話していく中で、「自分では普通だと思っていた経験」が、企業側から評価される強みだったと気付くケースもあります。
 

まとめ

「短期間・資格の取得費用支援・キャリア形成・継続収入」など
 

働きながら整備士資格取得を目指すことには、多くのメリットがあると感じられたのではないでしょうか?

ただ、こうしたメリットをしっかり活かせるかどうかは、入社する会社によってかなり変わってきます。 
実際、教育体制や資格取得支援、現場の雰囲気などは会社ごとにかなり違います。

だからこそ、求人票だけでは分からない現場のリアルな情報を確認しながら、自分に合った会社を探していくことが大切です。

もし一人で判断するのが難しい場合は、整備業界に詳しいコンサルタントへ相談しながら転職活動を進めてみるのはいかがでしょうか?

 

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