コラムバナー_外国人整備士が増えている理由とは? 今後の展望も解説!
2025.12.16更新

【カーワク独自調査】外国人整備士が増えている理由とは?今後の展望も解説

「最近、現場に外国人の整備士が増えた気がする」

外国人整備士に関するニュースが増えた気がする」

工場のピットで作業をしながら、ふとそう感じたことはありませんか?

実はその感覚の通り、日本の整備業界では外国人瀬宇井日市が増加傾向にあります。

さらに外国人整備士は増加傾向にあるだけでなく、彼らに対する採用側のイメージも変わりつつあるのです。

本記事では、カーワクの1万件以上の転職支援実績をもとに、外国人整備士について詳しく解説を行っていきます。

この記事のまとめ

  • ・求職者の5人に1人が外国籍で、その数は3年で約2倍に増加
  • ・外国人整備士の過半数が国家資格を持ち、9割が39歳以下の若手
  • ・今後は「安価な労働力」ではなく「即戦力」としての争奪戦になる

<調査データ>

調査対象:当社『カーワク』2022年1月1日~2025年10月29日の転職相談データ11,689件

調査報告リリースはこちらをご覧ください。
カーワクの外国人整備士に関する調査報告リリース

 

求職者の5人に1人が外国人整備士の時代に

当サイト「カーワク」が独自に行った調査では、現在整備士として転職を希望する求職者のうち、20.8%、約5人に1人が外国人であることが明らかになりました。

さらに驚くべきことに、2022年と比較すると、その割合は約2倍に増加しています。わずか3年の間に、整備士転職市場における外国人人材の割合が倍増したのです。

外国籍求職者比率の推移(2022年~2025年)

では、なぜこれほどまでに外国人整備士が増えているのでしょうか。カーワクの独自調査から、その背景を紐解いていきます。

外国人整備士が増えている理由

日本人の整備士不足

まず第一に、日本人整備士の深刻な人手不足があります。

皆さんも肌で感じている通り、自動車整備士の人手不足は年々深刻化しています。

国土交通省や業界団体の統計を見ても、整備士の有効求人倍率は全職種の平均を大きく上回り、厚生労働省によれば求人倍率は5倍以上と常に「売り手市場」が続いています。

つまり、1人の整備士に対し約5件の求人があることになります。

整備士不足の原因としては、若者の車離れもありますが、それ以上に整備士の仕事内容及び安全性と給料が見合っていないことが挙げられます。

詳しくは、こちらの記事で自動車整備士の人手不足について解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

【整備士の新しい常識】整備士不足のリアルと、近年の動向を解説!

自動車の保有台数が劇的に減少しない限り、整備の需要はなくなりません。

車はあるのに、直す人がいない」——この需給バランスの崩壊を食い止める切り札として、今、外国人整備士への注目が集まっているのです。

外国人整備士の採用ニーズの上昇

ひと昔前までは、外国人整備士は安価な労働力で、整備士としても補助的なイメージが強く、即戦力というイメージとは程遠いものでした。

しかし現在、その状況は大きく変化しています。彼らは日本の国家資格を持ち、即戦力として活躍する「頼れる仲間」になっているのです。その理由を、カーワクの調査データから見ていきましょう。

整備資格の保有率

カーワクでは、外国人の整備士志望の人材のうち何%が国家整備資格を持っているか調査を行いました。。

なんと、外国人で整備士への転職を考えている人材のうち、51.5%と約半数以上が整備資格持ちという結果となりました。

外国籍整備士のうちの国家整備士資格保有割合

つまり、現在整備士転職市場にいる外国籍人材の過半数は「有資格者」であり、採用してすぐに特定整備認証工場などで戦力になれる人材なのです。

年齢の若さ

さらに注目すべきは年齢構成です。

カーワクの調査では、外国籍求職者の約55%が「29歳以下」。そして、実に9割近くが「39歳以下」ということが判明しました。

整備士の高齢化が年々進む日本の自動車整備業界とは反対に、その多くを若者が占めているのです。

整備士の年齢層別データ(2025年)

つまり、日本の整備業界が喉から手が出るほど欲しい「20代・30代かつ整備資格を持っている整備士」の層に外国人整備士がマッチしているのです。

日本語の壁

しかし、どんなに整備士ができて若くても、日本語でのコミュニケーションができなかったり、日本の文化に全く慣れていなかったりすると、即戦力とは言い難いでしょう。

かつてのイメージでは「日本語が通じない」「コミュニケーションが難しい」といった課題が、外国人整備士採用の大きな障壁となっていました。

しかし近年は、送り出し機関や専門企業が日本語教育や文化の教育を行っており、スムーズな日本語のやり取りや、文化の壁もあまりない状態で働き始めることができるようになっています。

つまり、企業が探し求めている「若くて、資格を持っている」というニーズを満たしながら、流ちょうな日本語や日本文化への理解を併せ持つ

一言で言えば即戦力の人材として採用ニーズが高まっているのです。

今後の展望:安価な労働力から即戦力へ

これまで見てきたデータから、今後の日本の自動車整備業界は、外国人整備士の位置づけが「安価な労働力」から「即戦力」へとさらにシフトしていくと考えられます。

そして、今後も外国人整備士の割合は少しずつ増えていくことでしょう。

実際に神奈川トヨタでは、外国人整備士の割合が4人に1人となっています。(外部記事:整備士の4人にひとりが外国人の時代に!! 外国人整備士が日本のクルマ社会を救う!!

整備業界だけでなく日本の人口自体が減少傾向にある今、いかに日本人整備士を増やしていくかと並行して”外国人整備士も活躍できる仕組み”を作っていくことができるかが重要になってくるでしょう。

まとめ

今回は、カーワクのデータを基に、急増する外国人整備士の実態と今後の展望について解説しました。

  • ・求職者の5人に1人が外国籍で、その数は3年で約2倍に増加
  • ・外国人整備士の過半数が国家資格を持ち、9割が39歳以下の若手
  • ・今後は「安価な労働力」ではなく「即戦力」としての争奪戦になる

外国人整備士を増やすことは、日本人整備士不足の根本的解決にはつながりません。

外国人整備士の活用を通して、日本人整備士を含む”自動車整備士の待遇改善”に繋げていく必要があるといえるでしょう。

ぜひ、今後の動向もチェックしていきましょう。

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