あなたは自動車業界の求人や工場の看板で「BP」という言葉を目にしたことはありませんか?
特に板金(鈑金)・塗装に関連する現場でよく使われるこの「BP」という用語、実際には何を指しているのかと悩まれたこともあるのではないでしょうか。
今回は、「BP」がなんの略なのか、実際に使われている例、そして「BP」にとはどういったものなのかについて解説します!
まず、「BP」とは "Body Paint(ボディ ペイント)" あるいは"Body and Paint"、もしくは"Body repair and Paint(ボディリペアアンドペイント)" の略とされています。
Body Paint
多くの企業のホームページで使われている略し方
Body and Paint
板金(鈑金)・塗装工場向けの監査、認証サービスを運営するTÜV Rheinland(テュフ ラインランド)のゴールド認証や多くの企業のホームページで用いられています。
Body repair and Paint
一部の企業のホームページで用いられています。(repair:修理する、直す)
その他にも"Body and Painting"や"Body repair and Painting"などを略してBPとしている企業も多く、どれが正しいとは言えません。
ただ、どれも同じく板金(鈑金)・塗装のことを指しています。
BPは、主に板金(鈑金)・塗装の作業を行う場所や、職人を指すときに使われます。
以下に当サイト内で実際にBPという言葉を使用している企業を2社紹介します。
こちらの企業は、板金(鈑金)・塗装をメインに行う工場をBPセンターとしています。※画像を押すと詳細が見られます。
こちらの企業は、求人内の"求める人物像"の欄に、「BPスタッフ」という言葉を使用しています。※画像を押すと詳細が見られます。
主に、自動車のへこみを直したり、傷の修復、塗装を行ったりします。
事故や擦り傷、へこみなどでダメージを受けた車を元通りに修復するために、高い技術力と専門知識が求められる仕事です。
「BP」という言葉が使われる現場では、以下のような作業が主に行われます。
1. 板金(鈑金)作業
車の外装がへこんだり破損したりした場合、その部分を修復して元の形状に戻す作業です。小さな傷から大きな事故まで幅広い修理が含まれます。
2. 塗装作業
修復した部分に塗装を施し、車体全体と同じ色や質感に仕上げる作業です。塗料の調合やスプレー塗装の技術が求められ、見た目の美しさだけでなく耐久性も重視されます。
3. 最終仕上げ
塗装後の磨きや仕上げ作業を行い、車体全体の統一感を持たせます。この工程が車の「新車のような」仕上がりに直結します。
「BPセンター」とよばれる工場では、これらの作業を一貫して行うことが可能であり、高い品質とスピードを提供できるのが特徴です。
板金(鈑金)・塗装の仕事について、詳しくはこちらの記事もあわせてご覧ください。
自動車の鈑金塗装のお仕事って? 仕事内容、年収を詳しく解説!
いかがだったでしょうか。
この記事では、板金(鈑金)・塗装でよく用いられる"BP"について、解説しました。
何の略なのかについて、正解はありませんがどれも板金(鈑金)・塗装を指して使われています。
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鈑金と板金どっちが正しい?損をしないための使い分け方法をご紹介
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