これから自動車業界に入りたい方に

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ニックネーム：フジさん

職種：ショールームアテンダント、サービスクラーク

会社名：株式会社ロードカー

店舗名：ボルボ・カー板橋店

前職：輸入車ディーラーで受付

趣味：スーパー銭湯、サウナ

出身地：新潟県新潟市

好きなもの：お酒、お菓子

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私の好きなもの、仕事以外でのこと

ーご出身が新潟県なんですね。新潟県といえばお米が有名ですよね？

　お米ももちろん有名なのですが、お水もお酒が美味しいところです。

　また亀田製菓さん、越後製菓さん、ブルボンさんの本社もありお菓子もおいしいですよ。

ーブルボンさんの本社も新潟にあるんですね、お菓子好きなんですか？

　そうですね。仕事終わりとか疲れた時にはひと口食べます。

ー仕事が終わった後は、どんなふうに過ごしていますか？

　時間があれば、スーパー銭湯に行っています。

　行けば必ずバブルバスやサウナに入ります。

　仕事中はハイヒールなので、足の疲れを癒しています。

　男性社員にも、ぜひハイヒールを履いて1日過ごしてみてほしいです（笑）

ー1日ハイヒールはきつそうですね。ちなみに、好きな車やメーカーはありますか？

　もちろんVolvoです！その中でもXC40が1番好きです。

　理由としては、Volvoの中でも女性でも楽に運転できる車だからです。

　また、男性でも運転しやすくゴルフバック２つ3つなら詰めますので、アウトドア派の男性にもおすすめですね。

私の体験した自動車業界について

ー前職は何をされていたんですか？

　別の輸入車ディーラーで受付をしておりました。その前は医療系の事務で働いていました。

ー自動車業界に転職した、きっかけを教えてください。

　医療事務として働いていた時、これから先、役割がAIに取られると言われていて先行きが不安だなぁと思っていました。

　なので、違う仕事に挑戦してみたいと思っていた時に、ちょうど親交のある知人からの勧めで自動車業界に挑戦しました。

　ご紹介していただいた方は自動車業界で長く勤められていた方なので、その方から見て私に可能性や適正があるからお話をいただけたのかな、と思っています。

ー自動車業界に飛び込むことに不安はありましたか？

　そうですね。前の医療業界は女性の多い職場だったのですが、180度変わって男社会になったことと、ペーパードライバーでしたのでそこに不安を感じていました。

　前職も事務だったのでお茶出しと電話対応くらいだったら大丈夫だろう、と思って飛び込んだのですが、右も左もわからない状態からのスタートでした。

ー本当に0からのスタートだったんですね。実際に仕事を始めてからどうでしたか？

　見様見真似で頑張ってみましたが、最初は仕事についていけませんでした。1ヶ月目で心が折れてしまい、上司に辞めたいと言ったこともありました。

　その時、いつも厳しかった上司が私に【辞めないでください、できるようになってください。それまでは俺たちが支えますから。】と言ってくれました。

　そこから意識が変わり、仕事を頑張れました。

ー入社時はすごく大変だったんですね。ちなみに、働く中で驚いたことってありますか？

　初めてショールームを掃除するときに車の値段にびっくりしました。触るのが怖くてなかなか近くを掃除できなかったです。

　今はある程度慣れて、怖がらずに掃除できています（笑）

私の入社してからの挑戦

ー今の業務内容はどうですか？

　最初はショールームアテンダントでした。今はサービスクラークのほうに６月から挑戦しています。

　サービスクラークという仕事はお客様から預かったお車の点検内容・作業内容をメカニックに指示書で伝えたり、見積書や請求書を作成する仕事です。

　仕事に慣れてくれば部品発注も行います。

ーなぜ、サービスクラークに挑戦しようと思ったのですか？

　メカニックさんの頑張りを見て、私ももっと何かできないかなと考えながら仕事をしていました。

　そんなとき、上司にサービスの方に来ないかと誘われたので挑戦してみようと思ったんです。

　本人の意欲や努力次第でいろんな業務を任せていただけるのは当社のいいところだと思います。

ーすごく意欲的ですね。以前からそうだったんですか？

　若い時は結婚して家庭に入ることを思い描いていたのですが、今は周りの人に触発されて私も仕事ができるようになりたいと思いました。

　忙しい車屋さんはなんやかんやで楽しいですよ。

ーそうなんですね！フジさんは接客がメインだと思うのですが、コロナで変わったことってありますか？

　お客様にお飲み物を出すことができなくなりました。

　そんな中でおもてなしをどうするかみんなで考え、当店ではショールームでアロマオイルの香りを楽しんでもらおうと、自社のアロマ製品を出すようになりました。

ーアロマ製品は気持ちも安らげるので、とてもいいと思います！ショールームアテンダントさんや、サービスクラークさんに向いている方はどのような方だと思いますか？

　まず、ショールームアテンダントは気配りができ、些細なことでも自分から動ける人が向いていると思います。

　次に、サービスクラークは地道にコツコツ動き、1つ1つ目標をクリアできる方ですね。

私の目指すべき理想像

ー今後の目標はありますか？

　もっと仕事覚えて、サービスフロントさんなど周りの方の負担を減らしたいです。

　まだまだわからないことも多いので、先輩から知識を吸収していきたいと思います。

ー成長に対してすごく意欲的ですね、すごいです。具体的に目指している人物像とかはありますか？

　以前、別の輸入車ディーラーさんで働いていた時のショールームアテンダントの先輩です。

　頑張っていれば研修などで再開できると思っているので、その時に恥ずかしくない自分でいたいと強く思っています。

ーその方のどう言った部分に憧れていますか？

　何事も迅速に対応できるところです。

　以前お客様のお車をお見送りしていた時にお客様の車が急に変な動きをしました。

　その方は瞬時にABS（アンチロック・ブレーキシステム）が作動したと判断して、私にメカニックに伝えるよう指示を出してくれました。

　そこで、受付という仕事の枠組みを超えた姿勢に感銘を受けました。

※ABS…急ブレーキ時にタイヤのロックを防ぐ機能のこと。

ーすごくかっこいい方ですね、なかなか受付の方でそこまでできる方はいないと思います。今の職場の雰囲気はどうですか？

　社員1人1人の考え方は様々ですが、上司のおかげでみんな同じ目標に向かって仕事が出来ており、チーム力は抜群です。

　やるべきことをやって、力を付けていけば認めてもらえる環境だと思います。

ーやりがいのある環境ですね。働く中で大切にしている言葉はありますか？

　【仕事は人がするもの】です。

　仕事内容や成果だけではなく、その人の行動が周りの評価や会社の評価につながると思っています。

情熱をぶつければ動いてくれる人がいる

ーここまでありがとうございます。自動車業界に女性が増えるためにはどうすればいいと思いますか？

　自動車業界の仕事は力仕事が多いので、いい意味で女の子だからそんな思いもの持たなくていいよ、とか男性社員からの気遣いがあります。

　そういう優しさからくる不平等が嫌で、車は好きだけど就職はしないという方もいらっしゃると思うんです。

　例えば、スウェーデンにあるボルボの生産工場にはパワーアームがあって、女性でも重いものを楽に持てます。

　パワーアームの技術を自動車整備工場にも取り入れられれば、女性ができない作業が少なくなるので扱いも平等になり女性整備士も増えていくと思っています。

ー最後に、女性求職者様にメッセージをお願いします。

　一般的に男性の方のほうが自動車に精通しており、仕事に適しているというイメージがあると思うのですが、意欲とやる気さえあれば誰でも道が切り開ける業界です。

　情熱をぶつければ必ず動いてくれる人がいるので、是非諦めずに挑戦してください！

編集　SHIOTA,R.